自分の歯を最大限に使う治療_自家歯牙移植

  • 歯の移植

Vol.6

皆さま、こんにちは。岡山市南区妹尾さとう歯科クリニック院長の佐藤公麿です。

 

今日は、今までに治療した患者さまで、【自家歯牙移植】を行った方の紹介をさせて頂きます。

 

「左下の奥歯が噛むと痛い。歯茎が腫れている。」

 

ということで、当院を受診されました。レントゲン写真撮影をしたところ、歯が縦に割れており、抜かなければ腫れが治らない状態でした。

 

 

歯を抜いた後に欠損部を補う治療方法として、以下の4つの方法があります。

  ①ブリッジ:前後の歯を削って欠損部を橋渡しで補う方法(固定式)

  ②入れ歯:前後の歯に金属の留め金をかけて人工の歯を補う方法(着脱式)

  ③インプラント治療:顎骨に人工歯根を埋め込み歯を補う方法(固定式)

  ④自家歯牙移植:欠損部に親知らずを移植し補う方法(固定式)

それぞれの治療方法にメリット・デメリットがありますが、個人的には自分の歯を再利用できる④自家歯牙移植が最も良い方法と考えています(ただし、条件がそろわなければ適応にはなりません。自家歯牙移植をご希望の方はご相談ください。)。

 

この患者さまは、④自家歯牙移植を選ばれたので、抜歯後右上の親知らずを左下の第一大臼歯欠損部に移植しました。手術自体は約30分で終了し、手術後もわずかな痛みしかなかったとのことです(一回だけ痛み止めを飲まれたそうです)。

 

 

移植後、治りを待ってから、根の治療(感染根管治療)を行い、噛み合わせを作るために被せ物を作製して治療終了しました。治療終了後は、歯を長持ちさせる為にメインテナンスを継続しています。

 

 

 

お口の健康を守り、人生を健康で豊かに。

 

さとう歯科クリニックでは、日本歯周病学会認定の歯周病専門医が、自分の歯を最大限の使う治療を行っていきます。

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