Vol.47
皆さまお久しぶりです。南区妹尾のさとう歯科クリニック院長の佐藤公麿です。
当院も開院して3年目になり,通院中の患者さまにお知り合いをご紹介いただくことも増えてまいりました。
その縁もあって,岡山市内だけでなく早島町,倉敷市,玉野市などの市外からも多くの患者さまに通院いただいています。
また,最近では兵庫県や広島県からもお越しいただくことがあり,この場をお借りして皆さまに感謝申し上げます。
さて,当院にお越しいただく方で,よくご相談いただくのが,
『大きな虫歯や歯周病で抜歯の宣告を受けました。。』
『何とかなりませんか!?』
歯は大切な体の一部です。
皆さん,ご自身の大切な体の一部を何とか守りたい!
その想いでいらっしゃる方はとても多いです。
今回は,そんな状態が厳しい歯を様々な技術を用いて治療させていただき
メインテナンスに移行して良好な経過を追っている方のご紹介をさせていただきたいと思います。
(臨床写真の掲載については,患者さまに掲出の同意を得ております。)
右下の奥歯が痛いということでお越しいただきました。
デンタルX線写真を撮影すると,右下の第一大臼歯の神経に達する大きな虫歯が痛みの原因でした。
まずは,痛みを取るために神経を抜く治療(根管治療)と根の股の部分に空いていた穴を塞ぐ処置を行いました。
次に,一部歯茎の中まで虫歯が進行しており,そのまま被せ物をすると適合の良い被せ物ができないため,
健全な歯質を歯茎の上に出す目的で部分矯正治療(矯正的挺出)を行いました。
その後,部分矯正治療によっていびつになった歯槽骨と歯茎の形態を整える歯茎の処置(臨床的歯冠長延長術)を行い,
最終的に汚れのつきにくいセラミックの被せ物を行いメンテナンスに移行させていただきました。
治療費は,自由診療分で約15万円,治療期間は,様々な治療を駆使したため,約9ヶ月間かかりました。
時間と費用はご負担いただきましたが,大切な歯でまたしっかりと噛めるようになったため,
非常に喜んでいただくことができました。
今後,しっかりメインテナンスを行い,長期間良い状態が維持できるよう努めてまいります。
お口の健康を守り,人生を健康で豊かに。
さとう歯科クリニックでは,日本歯周病学会認定の歯周病専門医が,自分の歯を最大限守る治療を行っています。