みなさま、おはようございます。院長の佐藤公麿です。
最近の若い方のお口の中を見ると、昔に比べて銀歯や金属の詰め物が入っている方が非常に減ったなぁと感じます。
これは、公衆衛生の向上や歯磨き粉へのフッ化物の配合、保護者の方のむし歯予防の意識向上などによって、お子様のむし歯が減ったことによるものが大きいと思います。
また、近年では歯科治療の方法や材料も日進月歩で向上しており、以前のように金属を用いた治療ではなく、コンポジットレジンなどの接着修復によって、出来るだけ歯を削らずに治療を行うことができるようになってきた恩恵でもあろうかと思います。
当院では、むし歯の治療を行う際、痛みなどの強い症状がない限り、まずはその方にむし歯の穴(う窩)ができてしまった原因は何か?を考え、お話させていただくようにしています。
むし歯は、お口の中に常にいる細菌(常在菌)が砂糖をエサに酸を出すことによって歯が溶けて(脱灰)いく病気です。そのため、その方の食生活に原因があることが多いため、当院では食生活アンケートの記入と唾液検査の実施をお願いして、むし歯にになる根本的な原因を改善するように努めています。その上で、むし歯の穴を埋める方法をご説明し、極力歯の寿命を短くしないために、歯を削る量を最小限にした治療をさせて頂くことが多いです。
むし歯でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
それでは、本日の症例です。
30歳代の男性の方で、金属の詰め物を白く自然な歯にして欲しい、とのご希望でした。
最小限の歯の切削で、自然な歯にして欲しいとのご希望もあり、ダイレクトレストレーション(ダイレクトボンディング)にて修復処置を行いました。
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【担当医】
佐藤公麿
【治療期間】
1日(1回の受診で対応)
【治療内容】
左下第一大臼歯に対して、ダイレクトボンディングにて修復処置を行なった。
【費用】
自由診療 約22,000円〜44,000円(症例、難易度によって異なる)
【リスク・副作用】
非常に強い力で欠けることがある。
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(臨床写真の掲載については、患者さまに掲出の同意を得ております。)