Vol.28

皆さまこんばんは。岡山市南区妹尾のさとう歯科クリニック院長の佐藤公麿です。

 

最近、「親知らずの抜歯をしてほしい。」と来院される患者さまが続いています。

現代の日本人は顎が小さく、親知らずが正しい位置にうまく生えることができない方が多いようです。

 

親知らずにまつわるよくある質問が、

 

『親知らずって必ず抜かないといけませんか？』

 

親知らずと一言で言っても、まっすぐ生えていて上下で噛み合っている歯もあれば、横を向いている歯もあり、完全に顎の骨の中に埋まっている歯もあります。

 

その中でも、

　・親知らずが大きなむし歯になっている

　・ブラッシングが難しく、歯茎が腫れる原因になっている

　・隣の歯との隙間に汚れがたまって、むし歯や歯周病になっている

　・横を向いて生えているため、周囲の歯並びを悪化させている

このような症状の原因になっている、もしくは、なりそうな親知らずは抜歯することが望ましいです。

 

 

 

しかし、上記のような症状がなく、ブラッシングも十分にできて問題を起こさないような親知らずであれば、抜歯をする必要はありません。

 

また、親知らずを、将来どこかの歯が悪くなって抜歯になった場合に、その部位に移植（自家歯牙移植）をすることもできるかもしれません。

 

当院では、将来移植に使うことができるかどうか、患者さまのお口の状態から判断して移植が必要になる可能性があるかどうか（例えば、むし歯のリスクが高く、第一大臼歯がすでに神経を取られている場合など）、総合的に判断して親知らずの抜歯が必要かどうかをお話しさせていただくようにしています。

 

親知らずでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。総合的に診断して、あなたにとって最良の方針をお話しをさせていただきます。

 

お口の健康を守り、人生を健康で豊かに。

さとう歯科クリニックでは、親知らずについても随時ご相談をお受けしています。