第62回秋季日本歯周病学会学術大会に参加しました

Vol.44

皆さま、こんばんは。南区妹尾のさとう歯科クリニック院長の佐藤公麿です。

 

本日、北九州市(小倉)で開催されていた第62回秋季日本歯周病学会学術大会にスタッフ6名と共に参加してきました。

 

今回の学会のテーマは

 

『寿命100年時代を見据えた歯周病治療』

 

英国のリンダ・グラットン教授によれば、2007年に生まれた日本人は、107歳まで生きる確率が50%もあるそうです。

『寿命100年』、夢のようなお話かと思いきや、今の子ども達の時代には、

100歳超えて生きるのが当たり前の世界になっているのか!と、本当に驚きました。

 

日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の身心で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のことを『健康寿命』といいます。

 

平均寿命 = 健康寿命

 

一生涯に渡っての健康は理想だと思いますが、現実はそうではありません。

現在の日本では、平均寿命と健康寿命の差は約10年間(平成22年の厚生労働省の統計で男性9.1年、女性12.7年)。

これは、人生の最期の約10年間が、寝たきりや認知症による介護などにより、日常生活に制限のある不健康な期間であることを意味します。

 

そういった現状を受けて、

 

健康寿命の延伸

 

が国をあげての課題となっています。

 

 

今回の学会では、興味深い講演や演題が多くありましたが、その中でも首都大学東京・名誉教授の星旦二先生の『なぜ、かかりつけ歯科医のいる人は長生きなのか』と言うご講演がとても印象に残りました。

 

・お口の健康(予防)を目的に通院するかかりつけ歯科を持つ方は、介護予防&長生き➡︎健康長寿!

・毎日お酒を飲む方も健康長寿!(お酒の量はほどほどに)

・瘦せ型の方よりも、ふっくらした方の方が長生き!(痩せていると免疫が適正に働きにくくなり短命に)

 

口腔ケア(ご自身でのホームケアと予防の為のかかりつけ歯科受診で行うプロフェッショナルケア)が健康寿命の延伸に寄与すること

 

を、とてもわかりやすいご講演でお伝え頂きました。

 

 

当院では、地域の皆さまの『お口の健康を守り、健康で豊かな人生に寄与し、笑顔あふれる社会に貢献する』を理念に日々の臨床に向き合っています。

 

皆さまのかかりつけ歯科医院として、これからも、チーム一丸となってより良い医療が提供できるよう、努力を続けて参りたいと思います。

 

お口の健康を守り、人生を健康で豊かに。

 

さとう歯科クリニックでは、今後もスタッフ一同学びを深め、皆様のお役に立てるクリニックであり続けていきたいと思います。

 

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